セカンドボーイ

スキ小説少ほみゆちょ

セカンドボーイ

Episode1

Yuchun

マスター、バーボンソーダ

辞めとけって、お前には無理。

バーボンソーダ

たく、可愛い顔に似合わず強情だな。

可愛い言うなっ。

口尖らせても駄目なもんは駄目。お前にはバーボンは出さない。甘いカクテル作ってやるから我慢しろ。むせ返ってこの前みたく喘息出たらどうするんだよ。

ちっ。ジェジュンマスターのケチ!

ケチで上等。あのさ、ユチョン

ーお前にはお前に合ったカクテルがあるよ。お前に合った恋もな。ー

俺に合った恋

俺にはあいつとの恋は合ってないって事?

大人のあいつとの大人の恋愛。

合ってない

やっぱり合ってないのかな。

俺がセカンドじゃなくなる日って

永遠に来ないのかな。。。

ユチョン先輩。

先輩言うなっ!

だって先輩は先輩じゃん。ねぇ、それより寝癖付いてる。

へっ?マジ?

腐れ縁の後輩ジュンスと同級生になって1月が過ぎた。

本当の同級生達は今まさに就職活動真っ盛り。

そう

この春から本当だったら俺は大学四年生の筈だった。

最悪だ。

留年だなんて本当にあり得ない。

しかし、いまだに頭に寝癖付けてる様なユチョン先輩が不倫の恋にかまけて留年だなんて衝撃だよ、マジで。

だぁぁーっ、声がでかいよ、バカジュンスっ!

よりによって、不倫の恋に溺れて勉強が手に付かなくなって留年だなんて。

でも考え様によっちゃお洒落だね。

ジュンスマジ、いい加減にしろ

それもこれも

全部あいつが悪い。

チョンユンホ

あのタコが魅力的すぎるのが悪いんだ。

大人で、あまりに魅力的すぎるのが

ユチョン先輩、レポートのここおかしくないか見て下さいよ。

ユチョン先輩、お昼一緒に食べましょ!

ユチョン先輩、土日暇っすか?飲み会行きません?

まあ、何だか分からないけど、年下の後輩達は何故か俺を大歓迎してくれている。

なので、留年後のゼミの居心地はまあ悪くはないけれど、やっぱり女手一つで育ててくれた母さんに泣かれたのは相当キツかった。

しかも、その原因が不倫だなんて知ったら多分死ぬな

ぷっ、ユチョン先輩大人気。彼氏が見たらヤキモチ妬くかな。

妬かない、多分。ムカつくけど。

えー?ほんと?こんな風にユチョン先輩に群がる男見ても?試しに浮気してみたら?そしたら、奥さんと別れてユチョン先輩一筋になってくれるかもよ。

ならないよ

彼は律儀で真面目で。

本当は不倫の恋なんて出来る人じゃない。

彼は言った。

ー好きになってごめんー

そう言って苦しげな瞳で俺を抱きしめてくれた。

それでも愛する事を辞められないのだと。

分かってる

自分が都合のいい男になってしまってるって。

貴重な青春時代を無駄にしてるって。

それでも

でもそんなに好きになる人ってなかなかいないもんね。ある意味羨ましいけどさ。

冗談!どこが羨ましいんだよ。

まあ、そだね。確かに切ないよね。あ、そうそう!来週からゼミサポートの大学院生が来るんだって。何でもうちの学部を首席卒業の秀才らしいよ。

ふん。

何だよ、その興味なさげな感じ。彼氏以外興味なしなの?

ないよ。俺、そもそもゲイじゃないから。ユンホだけさ。男で好きになったのはね。

そんなあいつが

好きで好きで堪らないんだ。

どうしようもなく虚しいけどね。

ユチョン、なあ機嫌直してくれよ。ごめん、ほんっとごめん。なあ、サービスするから。

うっせぇよ、バカユンホ。てめえのエロサービスなんていらねぇんだよ。

ユチョン、そんな汚い口の聞き方、お前には合わないぞ。ほら、機嫌直せって。

ほっとけよ、このタんんちょやめ

最悪だ。

結局いつものパターンじゃないか。

今日だけは許さないって思ってたのに。

なのに

ユンホ

ごめんごめんな。ユチョン。寂しい思いさせて。今日はずっと一緒に居よ。

マジ、最低だなユンホ

ああ。最低だよ。でもお前が恋しくてならない。俺の心はお前だけだよ。本当だ。

結婚してるくせに実はゲイで、俺の愛人ほんと最低な奴。

最低最悪で

優しくて、かっこよくて、大人で

好きでたまらない年上の人。

今年の誕生日は一緒っつっただろ。去年は我慢したんだぞ。ふざけんなよ。

だよな。そうだったよな。来年はって言ってたのにな。

ユンホと出会ったのは、7年前の或る日。

おれがまだ中坊だった暖かな春の日の出来事だった。

君!大丈夫?どこか具合悪いの?

ーゲホッゲホゲホっ。すみませー

ちょ、しっかりして。救急車呼んでやるから少しだけ我慢して。

ーあのゴホゴホっゲホッー

あ、すみません。咳き込んで倒れてる学生が居るんです。場所はー

喘息で苦しんでいた俺を助けてくれた年上の大学生。

彼は、背が高くて物凄いイケメンで、まるでファッション雑誌から抜け出てきた様にお洒落で。

そして

大丈夫。大丈夫だからね。俺が傍についててやるから、安心して。

めちゃくちゃ優しい人だった。

そうだよっ。去年は結婚記念日優先してやっただろ。だから今年は

ごめん本当にごめん

謝って済む問題じゃ

ごめんなユチョン好きになってごめん

ユンホ

だから

俺は甘んじて今の恋愛に身を置いている。

二番目の男でもいいから

彼の傍に居たかった。

もういいよいいから、ユンホ。

ユチョン誕生日おめでとう。

一日遅れだけどな。

ほんっと、ごめん!もうエロサービスは要らない?

要る

本当は分かってるんだ。

こんな関係いつまでも続けちゃいけないって。

俺の為にも彼の為にも

でも

彼を超えて愛せる男なんて出てこないんだ。

その前にこれプレゼント。

何?

開けてみろよ。

あっネックレスこれ、ユンホと同じ

ああ。ユチョン、前に綺麗だな。つってたじゃん。だからお揃いだよ。

でもこれ相当高いだろ?

誕生日ぐらいいいだろ。これぐらいプレゼントさせてくれよ。

羽振りいいな、ゲイの歯科医。

こらっ、憎まれ口叩く奴はこうだぞっ!

わわわっ。ほっへたひっはるなよ。

あははっ。何言ってんのか分かんないぞ。しかし、いつ引っ張ってもお前のほっぺた気持ちいいな。

だから苦しい。

苦しいのに辞められない。

追いかけるばかりの俺の恋愛。

ユンホ好き

俺もだよ、ユチョン。愛してる。俺のユチョン

やだぁそこぁ

もしも彼以上に好きになれる人が現れたら

そしてその人の一番が俺だったらなら

今よりもっと

幸せなのかな。。。

つづく

Thankyouforyourreading

Loveit!!!

writtenbymadameRei

画像はお借りしました。